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歳時記2018

 

SEP-OCT 2018

風雪や人の営みに削られて、エッジが無くなった石を、ただ見るのが好きだ。苔むし、刻まれた文字も薄れ、危うい均等を保ちながら、そこにある。カタチあるモノはいつかは崩れ、埋もれ、なくなる。石の場合、その過程に費やされる時間は長い。誰かが置いたカリンの果実。もぎ取られたばかりのみずみずしさが、苔の上で放つ生の輝き。そして、すぐに朽ちる儚さ。

朝日新聞社系列の㈱アサヒ・ファミリー・ニュース社(大阪市北区中之島)が運営する『朝日ファミリーデジタル』で、弊所代表の澤有紗がコラムを連載中関西エリアの “今” を豊富なコンテンツで発信している人気WEBサイトです。京都生まれの京都育ち、京都をこよなく愛する筆者が、京都の今をご紹介します。

From  QOL

日本文化や美しい日本の風景の維持継承と、健康で自分らしく生きることをテーマに春と秋に主催するイベントは、毎回、稀なる体験をしていただけるように計画しています。参加費の中から会場となる場所の維持費捻出、若い世代の応援、寄付などを行うということも目的のひとつです。

京都・パリ友情盟約締結60周年

Feel!日本-日本を感じよう-Vol.18  京都とパリ 魅せられ続ける文化

2018年9月22日(土)・23日(日)各日10:30〜14:30  

※満席 キャンセル待ち

追加開催  2018年9月28日(金)10:30〜14:30

※満席 キャンセル待ち  

※終了いたしました。

場所 井村美術館&AIC秋津洲京都  定員各日13人 参加費 1人17,000円

いつの時代も比べられてきた世界を代表する2つの文化都市、京都とパリ。文化芸術の発信地として互いに惹かれあい続けてきました。今年は京都・パリ友情盟約締結60周年の年。「井村美術館」ではオーナーの蒐集物の中から普段は表に出ないオールドバカラや柿右衛門、伊万里といったパリとジャポニズム関連の作品も特別に拝見。その後、会員制倶楽部「AIC秋津洲京都」で、実際に美術館の器やグラスを使って、パリから一時帰国中の日本料理人による特別献立を、パリでの日本料理の“今”を聞きながら楽しみます。

詳しくはこちら→

美山浴衣プロジェクト 2018

レンタル浴衣で美山を満喫しましょう。

出租和服享受美山吧.

Let’s put on a Rental yukata and enjoy Miyama.

 

※ 終了いたしました。

2018 721日(土) 9日(

Mon, July 21 - Sun, Sep 9

京都・南丹市 美山

大人 adult   3,000JP/1人・1per         

 子ども小孩child 2,000JP/1人・1per

 

京都・美山を浴衣で楽しみませんか?昨年に続き、日本の原風景とも言える自然と文化を体験するプロジェクトです。美山を訪れた観光客の皆様に、日本の夏の風物詩である浴衣を着て国の重要伝統的建造物群保存地区を楽しんでいただき、日本文化の素晴らしさを体験していただこうというものです。

詳しくはこちら→

 

 

 

什么不着浴衣走在京都美山?

去年之后,是一个体自然和文化的.
対日本的文化和, 承保持的正活QOL文化合研究所(京都市上京区 https://www.qol-777.com) .

是美山访问的游客穿戴作日本的夏天的土景物的和服,在国家的重要的传统性的建筑物群保存地区体日本文化的秀吧的西.

参加者,想要和美山关于美山作为简单的无调查.果和当地共有,在今后的策有用吧.谢谢.

详细→

 

  

Would you like to wear Yukata and enjoy Kyoto · Miyama?
This project which was very popular last year will be held again this year. Please enjoy the original landscape of Japan  and Japanese culture.

Click here for details→

 

 

再生医療センター そばじまクリニック院長・傍島聰先生に聞く 100歳まで生きる時代の再生医療最先端

併催 メディカルエステで首筋のシワ対策ほかの抗加齢美容体験

2018年6月2日(土)14:30〜約2時間30分

※ 終了いたしました。

京都市・北山のメディカルエステ・ソフィアほかで。参加費8,000円(お茶とお菓子、お土産つき)定員15人 (達し次第締め切り)

元気で100歳まで生きることが当たり前の時代が近づきつつあります。その大きな支えとなるのが再生医療だと言われています。加齢や病気などで傷んだ組織をIPS細胞などで修復するという夢のような時代が、すぐそこに。新しい医療の分野ゆえに不安や疑問もあります。「自分らしく、健康に」をテーマにした開催している「Feel!自分 QOL Tetakoya Movement」の12回目は、再生医療の第一人者を招いての講義です。超過密スケジュールの中から、絞り出すようにして時間を作ってかけつけてくださいます。こちら→

山下郁夫写真展「Portrait(ポートレート)」

2018年4月15日(日)、16日(月) 11:00〜18:00 

一知里邸ギャラリー(大阪府箕面市1-2-15、阪急箕面駅から徒歩5分)

入場無料 会場は私宅内にある登録文化財、重要景観建造物の洋館。入館前にアポイントメントが必要。 こちら→

※終了いたしました。沢山のご来場ありがとうございました。

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京都物語10

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自分の生きる指針は何か。ある日、出会った納棺師から聞いた、この世に形がある、その最後の時。→こちら

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編集を担当させていただいているI.D.E. STYLE アカデミー(代表・長尾姫呼さん)の冊子「kico's style」最新版です。 →こち



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You&Me

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それはない

 

最近、相次いで宴席に招かれた。襲名披露、祝賀会、囲む会…。いずれも200人前後という規模。主役の功績や門出を祝う会のはずだが、開会の挨拶のあと、乾杯が終わると、かなりの人が席を立ち、名刺交換を始めた。果たして、いつからこのような行為が当たり前になってきたのだろうか。こちらは慣れっこで「いつ見ても無粋な光景だな」などと思いながらも、席まで挨拶に来てくださる方々と、やはり名刺交換をしながら歓談。隣席のご婦人は「な、なんで皆さん、立ってるの???」と驚くことしきり。祝われる本人は着席したままで、舞台上では主賓の挨拶も始まっている。なのにかまわず名刺交換を続けるなんて。これが世の流れと言えども、何度みても心がザワザワする光景だ。司会者が芸能人ほかの出席者への配慮から、写真撮影の制限と、SNSへの写真の露出は不可と何度も何度も伝えていた。「舞台上の撮影はご遠慮ください。撮影はオフィシャルのカメラマンだけとさせていただきます。肖像権の関係でSNSへのUPもご遠慮いただけますでしょうか」と、やかましいほどに呼びかけられてたにもかかわらず、次の日にはUPの嵐。それはないでしょ。

 

 

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タイミング

 

知人から聞いた話。彼女の叔母は4年半前に余命3か月と医者に宣告された。名医として有名で、信頼している先生だったので、受け入れることができた。同じ病院の違う医師によるセカンドオピニオンも、ほぼ変わらなかった。すでに夫を見送った60代。長年勤め、定年後も請われて働いていた職場を辞した。職場の仲間、親戚、友人に別れの手紙を書き、形見分けをし、子供がいないので家を処分して、財産の生前贈与や寄付も済ませた。後は、静かに最期を待つばかり、と思っていたが、今も生きている。寝たきりではなく、賃貸マンションから通院しながら、趣味の俳句も続けている。色々な要因はあるにしろ、自分は当分はこのまま生きていけそうな気がするのだと叔母さんは話しているらしい。しかしながら、困ったことに働くことをやめ、家と財産を処分した身であるから、経済的な問題が生じてきた。大好きな庭いじりも近所の人達との交流も無くなった。「もう少し様子をみたら良かったかもしれないが、急にいろいろなことができなくなるかもしれないと思って」と言っているそうだ。姪である知人は忸怩たる思いでいる。小さい頃から可愛がってもらった叔母にこんな思いをさせるなんて。あの時、もっともっと考えれば良かった、と。行動を起こすタイミングは、とても難しい。

 

 

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無いっ!

 

汗ばむ陽気のある日。突然、気が付いた。ウォーキングクローゼットの中の服が6着も無い。初夏から初秋に大活躍してくれる、外出着とパーティーウェアが、根こそぎ。どこかに仕舞ったこと自体を忘れたのか、それとも…。自分にしては高価かつ気にいっていたアイテムばかりが、消えている。念のため馴染みのクリーニング店にたずねると「コンピューターで調べましたが、すべて引き取っていただいています」との返事。そう言えば、パールのネックレスも見当たらない。いつか、どこかから出てくると思っていたが、これってまさか…。夕食時に両親に伝えると、まず父が「それは空き巣に取られたにちがいない。実は本に挟んでいたへそくりの10万円が無いと思ていたところだ」と言った。「それって、いつの話?」「いやー、1か月前までは確かにあった。いや、あったと思う。そうかあ、ボケたと思ってたが、泥棒かあ。お前の服はいつまであった?」「うーん、それが夏服なんで、気に留めなかった。でも去年の10月にはあったような…。(父、訝しげ)…いや、ありました」というような会話を続けていると、母が「うちはセキュリティもしっかりしているし、そもそも、金目のものではなく、洋服を盗むなんておかしいわ。お父さんのへそくりも、はさんであるページまで特定できない。それよりも、バッグを変えた時に応接間のテーブルの上にポンと置いた商品券が見当たらなかったの。包装紙と一緒に捨てたと思っていたんだけど、泥棒かしら」と言った。それからというもの、普段から、探し物ばかりしている両親は、何か見つからない物があると「やっぱり、ドロボーにちがない」と言いあっている。それにしても、かずかずの品は、いずこへ?

 

 

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誇り

 

知人から「YouTubeに2017年のクリスマスにNintendo Switchをゲットして歓喜する子供たちシリーズがある。中でもPart7は出色。日本人として誇りだね」と聞き、さっそく見てみた。海外の子どもたちが、ベリベリとプレゼントの包装を破り、中から出てきたものを見るなり「Oh! Nintendo Switch」と叫び、泣きだしたり、のたうちまわったりして喜ぶ姿が集められていて、あまりの喜びように見ている側も幸せな気分になる。そう言えば、と感銘を受けた言葉を書き留めている手帖を取り出した。もう数十冊になるのだけれど、いつ読んでも、どの言葉も古びずに新たな力を与えてくれる。確か、この辺にと探し出して読み返すと自分の功績が自らの人生に何を与えたかと考えた時、銀行口座にいくら金が貯まったかなどとは意味のないことだ。あなたの愛することをやり、あなたのすることを愛しなさい。なぜなら、それが人々があなたについて記憶する姿だからだ。それをSatoruIwata から学んだ」とあった。ゲーム界のレジェンド、任天堂の前社長・岩田聡さんが亡くなった際に寄せられた、南アフリカのある有名なコラムニストの追悼の言葉だ。同じ京都にいるということもあり、岩田さんとは面識があったが「僕の名刺の肩書きは社長ですが、頭はゲームの開発者、そして本質はゲーマーですよ」と言っていた。42歳でいきなりの社長抜擢で畑違いの開発から経営へ。その道は決して平坦では無かったが、強い思いで進んだ。ゲームは賭博ではなく、子供たちに夢を与えるもの。その思いを遺された人たちが引き継ぎ、世界的に大ヒットとなった持ち運べる家庭用テレビゲーム機「Nintendo Switch」を生んだ。世界中の子どもをこれほどまでに喜ばせているのは日本の会社だという日本人として誇りを感じ、人生をゲームに捧げ、55歳で逝ってしまった岩田さんの笑顔を思い出した。

 

 

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しまつ

 

先日、50代の男性4人と、とんかつ屋で食事をした。いずれも経営者で、お金をかなり自由に使える人ばかりだ。食べながら、そのうちの一人が「俺、この間もこの店に来たわ」と、その時の話を始めた。河原町通りに面した交差点角にある店の駐車場は一般でも使えるコインパーキングになっている。彼は、ある日の昼食に1,200円のとんかつ定食を食べて店を出た。

30分後に、急にその店のすぐ先のビルに入っている経理事務所に行かねばならなくなり、車で駆けつけた。駐車場が見当たらず、同じ店の駐車場に入れたそうだ。「それで、戻ってきたら、駐車料金が1,500円になってた。うーん、と考えて、店を利用したらタダになるから、もう1回、同じとんかつ定食を食べたわ。さすがに食えへんかったわ。わはは」と笑った。それを聞いた残りの3人が「コーヒーだけにしたらよかったのに」「食べ残したとんかつ、もったいないな。お持ち帰りしたら良かったのに」「ほんまに、いい事思いついたな」という言葉を、ほぼ同時に真顔で発した。その翌日。ある寺の御奉仕で庭の掃除を手伝った。落ち葉を満杯にビニール袋に入れて、口を結んで捨てようとすると、そこの御亭主に「まだ、捨ててはいけない。口を結んで置いておくと、中の落ち葉がだんだん朽ちて空間ができる。そこにまた、新しい落ち葉を入れる。それを繰り返して、もう入らないというところまで入れてから捨てるのです」と言われた。ああ、これが「男のしまつ」なのだな。どちらの時も、愛しさに微笑んでしまった。