feel!自分-QOL Terakoya Movement- vol.10    「遺伝子型と体質の関係を知る」

16/5/16(月)9:30〜12:00 駒井家住宅 (京都市左京区)

※定員に達しました。終了いたしました。

 

最新の遺伝子の話題を遺伝子ゆかりの地で聞く 

遺伝子検査実施は山口県以外では初

 

講師に並木幸久さんを迎え、日本のダーウィンと呼ばれた遺伝子の権威・駒井博士が愛した京都市指定有形文化駒井家住宅で「遺伝子と体質」をテーマに伺います。自分の遺伝子を知ることで、理想的な食と健康へのアプローチが、より正確になります。体にいいと思っていたものが実は体に合わず、大病を誘発するとしたら?など、遺伝子にまつわる最新の情報を知ることができます。

㈱ブラケアジェネティクス(山口県下関市)の協力を得てDNAチップによる一般向け遺伝子検査を特別に体験していただきます。専用キットに唾液を入れるだけで終了。市販は山口県内のみで始まったばかり(定価10,000円)。結果は後日、各人に直送されます。この専用キットは山口大学医学部、東洋鋼鈑、一般財団法人生物科学安全研究所の共同で開発されました。

 

NHK連続テレビ小説「マッサン」の撮影にも使われた

 

駒井家住宅(駒井卓・静江記念館)を貸切

大正末期から昭和初期に形成され、「学者村」といわれた北白川の閑静な住宅地にあって、比叡山が一望される東に庭を広く設けた洋館建築です。わが国の動物遺伝学、動物分類学に大きな功績を残した、京都大学名誉教授・駒井卓博士(18861972)の私邸として、昭和2年、ヴォーリズ建築事務所の設計により建てられました。 現在は公益財団法人「日本ナショナルトラスト」が管理しています。

 

  昭和初期の洋風住宅として質が高く、また建築当初の状態がよく保存されています。米国人建築家W.M.ヴォーリズが円熟期にさしかかった時代の住宅建築で、昭和初期における代表的な作品ともいえます。1998(平成10)年、歴史的、文化的価値が高い建造物として、京都市指定有形文化財(建造物)に指定されました。

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You&Me

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それはない

 

最近、相次いで宴席に招かれた。襲名披露、祝賀会、囲む会…。いずれも200人前後という規模。主役の功績や門出を祝う会のはずだが、開会の挨拶のあと、乾杯が終わると、かなりの人が席を立ち、名刺交換を始めた。果たして、いつからこのような行為が当たり前になってきたのだろうか。こちらは慣れっこで「いつ見ても無粋な光景だな」などと思いながらも、席まで挨拶に来てくださる方々と、やはり名刺交換をしながら歓談。隣席のご婦人は「な、なんで皆さん、立ってるの???」と驚くことしきり。祝われる本人は着席したままで、舞台上では主賓の挨拶も始まっている。なのにかまわず名刺交換を続けるなんて。これが世の流れと言えども、何度みても心がザワザワする光景だ。司会者が芸能人ほかの出席者への配慮から、写真撮影の制限と、SNSへの写真の露出は不可と何度も何度も伝えていた。「舞台上の撮影はご遠慮ください。撮影はオフィシャルのカメラマンだけとさせていただきます。肖像権の関係でSNSへのUPもご遠慮いただけますでしょうか」と、やかましいほどに呼びかけられてたにもかかわらず、次の日にはUPの嵐。それはないでしょ。

 

 

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タイミング

 

知人から聞いた話。彼女の叔母は4年半前に余命3か月と医者に宣告された。名医として有名で、信頼している先生だったので、受け入れることができた。同じ病院の違う医師によるセカンドオピニオンも、ほぼ変わらなかった。すでに夫を見送った60代。長年勤め、定年後も請われて働いていた職場を辞した。職場の仲間、親戚、友人に別れの手紙を書き、形見分けをし、子供がいないので家を処分して、財産の生前贈与や寄付も済ませた。後は、静かに最期を待つばかり、と思っていたが、今も生きている。寝たきりではなく、賃貸マンションから通院しながら、趣味の俳句も続けている。色々な要因はあるにしろ、自分は当分はこのまま生きていけそうな気がするのだと叔母さんは話しているらしい。しかしながら、困ったことに働くことをやめ、家と財産を処分した身であるから、経済的な問題が生じてきた。大好きな庭いじりも近所の人達との交流も無くなった。「もう少し様子をみたら良かったかもしれないが、急にいろいろなことができなくなるかもしれないと思って」と言っているそうだ。姪である知人は忸怩たる思いでいる。小さい頃から可愛がってもらった叔母にこんな思いをさせるなんて。あの時、もっともっと考えれば良かった、と。行動を起こすタイミングは、とても難しい。

 

 

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無いっ!

 

汗ばむ陽気のある日。突然、気が付いた。ウォーキングクローゼットの中の服が6着も無い。初夏から初秋に大活躍してくれる、外出着とパーティーウェアが、根こそぎ。どこかに仕舞ったこと自体を忘れたのか、それとも…。自分にしては高価かつ気にいっていたアイテムばかりが、消えている。念のため馴染みのクリーニング店にたずねると「コンピューターで調べましたが、すべて引き取っていただいています」との返事。そう言えば、パールのネックレスも見当たらない。いつか、どこかから出てくると思っていたが、これってまさか…。夕食時に両親に伝えると、まず父が「それは空き巣に取られたにちがいない。実は本に挟んでいたへそくりの10万円が無いと思ていたところだ」と言った。「それって、いつの話?」「いやー、1か月前までは確かにあった。いや、あったと思う。そうかあ、ボケたと思ってたが、泥棒かあ。お前の服はいつまであった?」「うーん、それが夏服なんで、気に留めなかった。でも去年の10月にはあったような…。(父、訝しげ)…いや、ありました」というような会話を続けていると、母が「うちはセキュリティもしっかりしているし、そもそも、金目のものではなく、洋服を盗むなんておかしいわ。お父さんのへそくりも、はさんであるページまで特定できない。それよりも、バッグを変えた時に応接間のテーブルの上にポンと置いた商品券が見当たらなかったの。包装紙と一緒に捨てたと思っていたんだけど、泥棒かしら」と言った。それからというもの、普段から、探し物ばかりしている両親は、何か見つからない物があると「やっぱり、ドロボーにちがない」と言いあっている。それにしても、かずかずの品は、いずこへ?

 

 

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誇り

 

知人から「YouTubeに2017年のクリスマスにNintendo Switchをゲットして歓喜する子供たちシリーズがある。中でもPart7は出色。日本人として誇りだね」と聞き、さっそく見てみた。海外の子どもたちが、ベリベリとプレゼントの包装を破り、中から出てきたものを見るなり「Oh! Nintendo Switch」と叫び、泣きだしたり、のたうちまわったりして喜ぶ姿が集められていて、あまりの喜びように見ている側も幸せな気分になる。そう言えば、と感銘を受けた言葉を書き留めている手帖を取り出した。もう数十冊になるのだけれど、いつ読んでも、どの言葉も古びずに新たな力を与えてくれる。確か、この辺にと探し出して読み返すと自分の功績が自らの人生に何を与えたかと考えた時、銀行口座にいくら金が貯まったかなどとは意味のないことだ。あなたの愛することをやり、あなたのすることを愛しなさい。なぜなら、それが人々があなたについて記憶する姿だからだ。それをSatoruIwata から学んだ」とあった。ゲーム界のレジェンド、任天堂の前社長・岩田聡さんが亡くなった際に寄せられた、南アフリカのある有名なコラムニストの追悼の言葉だ。同じ京都にいるということもあり、岩田さんとは面識があったが「僕の名刺の肩書きは社長ですが、頭はゲームの開発者、そして本質はゲーマーですよ」と言っていた。42歳でいきなりの社長抜擢で畑違いの開発から経営へ。その道は決して平坦では無かったが、強い思いで進んだ。ゲームは賭博ではなく、子供たちに夢を与えるもの。その思いを遺された人たちが引き継ぎ、世界的に大ヒットとなった持ち運べる家庭用テレビゲーム機「Nintendo Switch」を生んだ。世界中の子どもをこれほどまでに喜ばせているのは日本の会社だという日本人として誇りを感じ、人生をゲームに捧げ、55歳で逝ってしまった岩田さんの笑顔を思い出した。

 

 

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しまつ

 

先日、50代の男性4人と、とんかつ屋で食事をした。いずれも経営者で、お金をかなり自由に使える人ばかりだ。食べながら、そのうちの一人が「俺、この間もこの店に来たわ」と、その時の話を始めた。河原町通りに面した交差点角にある店の駐車場は一般でも使えるコインパーキングになっている。彼は、ある日の昼食に1,200円のとんかつ定食を食べて店を出た。

30分後に、急にその店のすぐ先のビルに入っている経理事務所に行かねばならなくなり、車で駆けつけた。駐車場が見当たらず、同じ店の駐車場に入れたそうだ。「それで、戻ってきたら、駐車料金が1,500円になってた。うーん、と考えて、店を利用したらタダになるから、もう1回、同じとんかつ定食を食べたわ。さすがに食えへんかったわ。わはは」と笑った。それを聞いた残りの3人が「コーヒーだけにしたらよかったのに」「食べ残したとんかつ、もったいないな。お持ち帰りしたら良かったのに」「ほんまに、いい事思いついたな」という言葉を、ほぼ同時に真顔で発した。その翌日。ある寺の御奉仕で庭の掃除を手伝った。落ち葉を満杯にビニール袋に入れて、口を結んで捨てようとすると、そこの御亭主に「まだ、捨ててはいけない。口を結んで置いておくと、中の落ち葉がだんだん朽ちて空間ができる。そこにまた、新しい落ち葉を入れる。それを繰り返して、もう入らないというところまで入れてから捨てるのです」と言われた。ああ、これが「男のしまつ」なのだな。どちらの時も、愛しさに微笑んでしまった。